研究課題/領域番号 |
18K00856
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
坂本 南美 岡山理科大学, 教育学部, 准教授 (40804810)
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研究分担者 |
寺西 雅之 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (90321497)
奥田 恭士 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (10177173)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 外国語教育 / ALT / ナラティブ / アイデンティティ / 教師の成長 / ナラティブ研究 / ALTのアイデンティティ / 外国語教育学 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、ナラティブ研究を基盤にALT(Assistant Language Teacher)のアイデンティティ変容の探究を目的とした。日本の英語教育において、ALTはコミュニカティブな授業を実現してきた。一方で学校に順応し長く教壇に立つALTもいる中、途中退職を希望する者もいる。これらを背景に本研究は、(1)ALTへのインタビューの分析から、日本の教育現場におけるアイデンティティ構築および変容の様子を探り、(2)ALTの専門的資質向上を支えた要素の探究を試みた。社会文化的、文体論的、物語論的なナラティブ分析により統合的に考察することで、より深いALT理解と英語授業の質的改善の一助へつなげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの日本のALTに関する研究では、アイデンティティ、感情、教師の信念、同僚性の構築など内面的側面に着目した研究は非常に少ない。この背景のもと、ALTのアイデンティティ変容およびその成長への理解を深めたという点で、本研究の学術的意義は大いにあると考えられる。また、教師のナラティブ研究において、異文化の文脈で教壇に立つALTのナラティブ分析を進めた点においても意義深いといえる。さらに、昨今の教育現場では授業改善を目指した教員研修が常に行われている中、ティーム・ティーチング授業に焦点を当てた研修において、ナラティブ・アプローチの可能性を示唆したという点では社会的意義が大きいと考えている。
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