研究課題/領域番号 |
18K00859
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
|
研究機関 | 福岡女学院大学 |
研究代表者 |
細川 博文 福岡女学院大学, 国際キャリア学部, 教授 (10249625)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | インタラクション / 教室談話 / 英語指導法 / 教員養成 / 教師のCIC育成 / 授業の振り返り / 英語教員のCIC育成 / 英語教員の授業振り返り / 教員養成におけるCIC育成 / 教員養成における振り返り指導 / 教室談話構築能力 / 英語コミュニケーション力 / 英語による授業 / 英語指導力育成 / クラスルーム・インタラクティブ・コンピテンス / 談話構築能力 |
研究成果の概要 |
本研究で次の点が明らかとなった。(1)教師は学習者の談話構築力を育成するために、談話の文脈を重視し、発言をパラフレーズしている、(2)インタラクションが生まれる授業では、教師が事実関係だけでなく生徒に推論を求める発話を繰り返している、(3)教師のCIC育成には、教室談話操作能力のさらなる研究および研修が必要である。しかし、さらに重要なことは、現状を招いた根源的問題は、教師が学習者の「声」に十分耳を傾けてこなかったからではないか、この状況を改善することが今後の英語教育の方向性を決定する重要な問題ではないのか、ということが見えてきた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の英語教育は大きく変わろうとしている。文科省は,小・中・高・大を通して英語力の持続的育成を図ろうとしている。その具体的方策として「授業は英語で」行うことを求めている(学習指導要領)。本研究は、日本人英語学習者のコミュニケーション力不足の原因が,学習者の「言語知識」だけではなく,「談話構築能力」及びその能力を育成する教師の「談話操作能力」に問題があるとして包括的に英語教育を捉え直した。さらに,英語力が十分に伸びない背景に,学習者の「声」を拾い上げる授業が様々な理由で行われていない可能性を指摘した。学習者の「声」は学習への主体的な取り組みと関係しており,今後さらなる研究の必要性を示した。
|