研究課題/領域番号 |
18K00867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
玉岡 賀津雄 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (70227263)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | オノマトぺ / 語彙知識 / 擬声語 / 擬態語 / 意味拡張 / 構造方程式モデリング / 決定木分析 / オノマトペ / 音韻構造 / 有声性 / 一時性と重複性 / 分類木分析 / 回帰木分析 / 語彙能力 / 第二言語習得 / 音象徴性 / テスト理論 / 因果関係 / 擬音語 / 擬情語 / 語彙習得 / 語彙的類像性 / 心理言語学 / 語彙処理 |
研究成果の概要 |
外国語日本語学習者は,オノマトペの音を行動や感覚に結びつけて習得するのではなく,一般の語彙として習得すると仮定される。本研究では,中国人日本語学習者を対象に,語彙知識が擬音語と擬態語の習得に別々に寄与していることを構造方程式モデリングの統計手法で検証した。また,中国人日本語学習者は,日本語母語話者のようなオノマトペの基本義から拡張義への意味拡張による習得という連続的な順序性がないことも実証した。外国人日本語学習者においては,オノマトペを感覚的に習得する可能性は低く,むしろ一般語彙として習得していると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語として日本語を学習する場合,オノマトペの習得はきわめて難しいといわれている。それは,日本語母語話者のように,オノマトペの音を行動や感覚に結びつけて習得するのではなく,一般の語彙として習得するかだと考えられる。本研究では,中国人日本語学習者を対象に,語彙知識が擬音語と擬態語の習得に別々に独立して寄与していることを実証して,日本語学習者にとってオノマトペが「擬音語から擬態語へ」という意味拡張によって獲得されるのではないっことを証明した。つまり,第2言語習得の条件では,オノマトペが感覚的に習得される可能性は低く,むしろ一般語彙として習得していることを実証した。
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