研究課題/領域番号 |
18K00971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 聖心女子大学 (2019-2022) 神田外語大学 (2018) |
研究代表者 |
土田 宏成 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (00364943)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 日本近代史 / 災害 / 地震 / 水害 / 歴史 / 首都圏 / 首都 / 近現代日本 |
研究成果の概要 |
本研究では、20世紀初めの東京を中心とする首都圏地域の災害を研究対象とした。1910年関東大水害、1917年東京湾台風のほか、それらへの対応に影響を与えた1905年東北大凶作、1914年桜島噴火、海外の諸災害についても検討した。その結果、(1)20世紀初めに日本の災害対応体制が整えられていくこと、また(2)日本の国際的な災害支援活動への関与も本格化していくことがわかった。これらにより、1923年の関東大震災が起きる前の首都圏の防災体制が明らかになった。 自治体史の記述をもとに首都圏の災害データをまとめた首都圏災害史年表(幕末・明治編)を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、1923年の関東大震災に比べてあまり注目されてこなかった1910年関東大水害、1917年東京湾台風などの被害や対応を明らかにした。また、原因の違いを超えて諸災害を横断的に扱うことで、災害の相互関係についても考察した。その結果、同時期に発生していた1905年東北大凶作、1914年桜島噴火、海外の災害などへの対応が、他の災害への対応に影響を受けたり、与えたりしていることがわかった。 過去の災害の実態と対応を明らかにしたことで、日本近代史の新たな側面を描くとともに、防災上の知識を提供することができた。
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