研究課題/領域番号 |
18K01112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 神奈川県立生命の星・地球博物館 |
研究代表者 |
田口 公則 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 主任学芸員 (70300960)
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研究分担者 |
広谷 浩子 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 主任学芸員 (10205099)
大島 光春 神奈川県立生命の星・地球博物館, 学芸部, 主任学芸員 (40260343)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 展示見学 / ポートフォリオ / 写真記録 / 来館者行動 / 展示体験の文脈 / 博物館体験 / 展示評価 / 視点 / 動線 / ふりかえり / 観覧行動 / 感情変化 / ユーザーエクスペリエンス |
研究成果の概要 |
自分自身の展示見学を可視化する「展示見学ポートフォリオ」は、展示見学者自身が省察を深め、また、博物館側にとって来館者と展示物との接点を知る手法となることが明らかとなった。感情記録は、時系列の画像シートを基礎とすることで、表情や記号などのアイコンや感情曲線の記入作業を容易にさせた。 ポートフォリオづくりによる撮影画像を分析することで、撮影頻度の高い展示物、撮影時刻と展示物の位置情報を基に見学動線の推測、撮影カメラの方向を分析することで、展示物への視点場の推定が可能となった。展示見学ポートフォリオは簡便ながらも、自分自身の見学の内省すること、他者の多様な見学視点を知ること等において有用な手法になる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一過性となりやすいと思われている展示見学において、展示見学ポートフォリオづくりの導入は、展示見学の省察を深めることと、他者の見学を知ることにより多様な視点を学ぶ機会を持たしている。本研究では紙の切り貼りとペンによる書き込みというアナログ手法であったが、デジタル情報化におけるタブレット端末等でのポートフォリオづくりの活動の礎になるものである。
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