研究課題/領域番号 |
18K01126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
五島 洋行 法政大学, 理工学部, 教授 (00398950)
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研究分担者 |
島川 陽一 サレジオ工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (10446239)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 数値標高モデル / 地理情報システム / 地形解析 / 計算幾何学 / Contour-based network / Contour-Based Network / 等値線 / 曲率ベクトル / 方向付き等高線 / 最急降下線 / Contour based network / 標本化 / 特徴量計算 |
研究成果の概要 |
地理情報システム(GIS)データの一種である数値標高モデル(DEM)データを用いて,特徴点・特徴曲線・特徴領域の抽出など各種の地形解析を行い,自然な曲線や曲面が軽量に描画できる地形モデルの標本化方法について検討した.当該分野における各種の解析手法は,大半が区分的線形モデルに基づいていたが,本研究では非線形の地表面モデルを用いた3次元版のContour Based Network (CBN)の生成を中心に検討した.計画当初は3年半程度の研究期間を見込んでいた本研究は,当初予定より早い3年で必要な検討や実装がほぼ終了した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地形解析に限らず一般的な2変数関数z=f(x, y)の極小値探索を行う場合,実データを用いて係数が定められている場合,真の極値の位置が分からないため,従来用いられる収束判定の方法では,極値点を超えて反対側の探索を継続することが不可能であった.しかし本研究では数値計算分野における精度保証に似た概念でtolerance(公差)の概念と実装を思いつき,真の位置が分からなくてもtolerace以下の範囲で極値点を同定する方法を新たに考案・実装した.この方法は非線形モデルを用いた各種の特徴曲線の検出と標本化方法にも広く応用が可能であり,地形解析分野に限らず多くの分野に応用が可能であると考えている.
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