研究課題/領域番号 |
18K01556
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07030:経済統計関連
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研究機関 | 広島経済大学 |
研究代表者 |
高石 哲弥 広島経済大学, 教養教育部, 教授 (60299279)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マルチフラクタル性 / ビットコイン / ハースト指数 / 反持続性時系列 / 非対称ボラティリティ / テイラー効果 / 暗号資産 / 一般化ハースト指数 / 市場効率性 / 相互相関 / ハミルトニアンモンテカルロ法 / 情報効率性 / 仮想通貨 / マルチフラクタル / ボラティリティ |
研究成果の概要 |
ビットコイン価格時系列の統計的性質及びマルチフラクタル性について調べた。特に、長期の高頻度データを用い、それらの性質の時間変動を明らかにした。その結果、ビットコイン価格時系列の性質として次の結果を得た。(1)テイラー効果の存在 (2)収益率ボラティリティ相互相関関数のべき的振舞 (3) ボラティリティ非対称性の時間変動 (4) ボラティリティ変化における反持続性 (5) ハースト指数の時間変動 (6) ハースト指数とマルチフラクタル性との関連 (7) 累積収益率分布のべき指数の時間変動
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ビットコインに代表される暗号資産は、取引所において現在活発に取引が行われている。金融取引においては資産のリスクを十分に把握しておくことが必要である。そのために、その資産の正しい性質を知っておく必要がある。本研究では、代表的な暗号資産であるビットコインの価格時系列の統計的性質やマルチフラクタル性について調べた。その結果、他の金融資産と異なる性質もあることが分かった。従って、暗号資産取引においては異なる性質によるリスクの違いについても考慮する必要があると思われる。
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