研究課題/領域番号 |
18K01602
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
齋藤 久光 北海道大学, 経済学研究院, 准教授 (30540984)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 多国籍企業 / スピルオーバー / 品質 / 労働需要 |
研究成果の概要 |
本研究では,対内直接投資が受入国の地場企業の経営にどのような影響を及ぼすのか,インドネシアの製造業を事例に,地場企業が生産する財の品質に焦点を当て,その影響を調べた.分析の結果,多国籍企業の参入により,地場企業は品質の高い財を生産するために必要なノウハウを獲得できることが分かった.さらに,多国籍企業は品質改善に必要な生産費用を負担できるよう地場企業の生産性を高めることで,間接的に財の品質改善に貢献していることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多国籍企業を誘致することで地場企業の生産性が高まることを示した既存研究は数多いものの,地場企業が生産する財の品質への影響を評価した研究は少なく,本研究成果は学術的に非常に新規性の高いものである.さらに,発展途上国の企業が海外市場で成功するためには多国籍企業の誘致が有効であるという既存の議論に関して,これまでとは別の観点からその有効性を示すことができ,社会的にも重要な政策提言が得られた.
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