研究課題/領域番号 |
18K01714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
辻村 元男 同志社大学, 商学部, 教授 (40335328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リアルオプション / 曖昧性 / 確率制御 / 確率インパルス制御 / 技術進歩 / ロバスト制御 / 資本投資 / 配当政策 / 環境政策 |
研究成果の概要 |
研究期間全般にわたる主な研究成果として,(1)汚染物質削減政策と,(2)企業の資本投資について述べる。(1)Tsujimura(2020a)は,汚染物質削減政策の実施費用について2種類の費用構造を考慮し,政策実施主体の問題を特異確率制御問題・確率インパルス制御問題として定式化し,最適な汚染物質削減時期とその規模を示した。(2)Tsujimura(2019,2020b,2021a,2021b)は企業の資本投資政策に対して,需要の曖昧性や投資費用のリスクなどを考慮し,資本の拡張・縮小問題を考察した。企業の問題を特異確率制御問題あるいは確率インパルス制御問題として分析し,最適な資本投資政策を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リアルオプション・アプローチを用いた曖昧性を考慮した環境政策の分析は,研究蓄積が待たれている分野である。理論モデルを開発し,定量的・定性的に曖昧性の影響を明らかにして,現実の環境政策への示唆を与えられれば,学術的に意義のある研究となりうる。また,環境政策に対する政策議論が世界各国で繰り広げられており,新たな環境政策に対する評価モデルが必要とされており,本研究課題で開発されたモデルを応用し,気候変動のような地球規模の環境政策に対する評価モデルを提示することが出来れば,社会の持続可能な発展に対して環境政策面での貢献が可能となり,社会的な意義も期待される。
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