研究課題/領域番号 |
18K01753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2019-2021) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
王 英燕 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (10456759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 組織アイデンティティ / 価値観の相互影響 / 理念の継承・発展 / アイデンティティ・ワーク / 追跡調査 / 理念の継承と発展 / 成長の原動力 / 理念 / 組織の発展段階 / アイデンティティ・マネジメント / 社会的責任と理念 / 関係的アイデンティティ / 集団的アイデンティティ / 共有型リーダーシップ / 価値観 / アイデンティティ |
研究成果の概要 |
本研究では、企業の社会的責任を果たす理念、及び関係的と集団的自己アイデンティティの二つに焦点を絞って価値観の相互作用のメカニズムを探索した。理論的に、組織アイデンティティの中核である「理念」に着目し、組織運営の上で異なる発展ステージごとに直面するアイデンティティ問題に対する理念装置発動のプロセスとアイデンティティ形成のメカニズムについてのモデルを提示した。実証研究として、追跡調査と事例研究を並行して進めて、理念を装置とするアイデンティティ・ワークのマネジメントのダイナミズムを検証した。以上の研究を通じて、価値観の相互影響メカニズム及び従業員の組織行動との関連性を体系化することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、価値観の相互作用のメカニズムという従来検討されていなかった分野において、理論モデルと実証研究の双方に貢献することができた。理論モデルとして企業の発展段階に応じたモデルを提唱したことにも意義があるものと考える。実証研究では、定量調査とケース・スタディ、更に企業レベルと個人レベルの両方から価値観の相互影響の規定要因を探索した。社会的意義としては、今後の企業経営の実践における指針の役割を果たすことが期待できる。組織、集団と個人レベルのアイデンティティ・ワークを通して、企業成長の原動力を牽引するアイデンティティの軌道修正の具体的な判断事例を示すことができた。
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