研究課題/領域番号 |
18K01772
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
九里 徳泰 相模女子大学, 学芸学部, 教授 (90338658)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 女性の社会進出 / 人的資本経営 / ダイバーシティ経営 / 持続可能性経営 / 企業パフォーマンス / 企業評価 / ダイバシティ経営 / ESG投資 / CSR / 女性の社会進出指標 / ESG |
研究成果の概要 |
日本の女性社会進出と企業の関係性を文献調査、統計学的分析を行い、日本企業の女性活躍の方策を検討した。女性の社会進出指数と企業財務の分析の結果、企業での女性の活躍は多様性の観点から企業の業績を引き上げる可能性が高く、企業での働きやすさも企業財務に弱い関係があり、その企業の売上は大きいことがわかった。集大成として理論的な枠組み「人的資本経営に関する一考察」を上梓し、実証分析「日本の上場企業における人的資本経営に関する考察」では日本企業の人的資本経営のデータベースを作成し分析を行い、グローバルな社会システムと企業のコンティンジェンシーな関係から女性活躍を含む戦略的人的資本経営論へと研究を発展させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SDGsゴール5では「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」が重要課題とされている。女性活躍推進法で日本企業に数値目標を伴う一層の女性活躍が求められている。研究成果である提言では、企業において女性の社会進出の量的拡大と質的向上をするために、人的資本経営を導入し、毎期ごとにKPI(重要指標)を設け、その情報を開示していくという結論を導いた。KPIは今後国際的に導入されるであろう指標を提示した。世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で、G7中最下位かつ調査国中120位前後という日本の女性の社会進出について企業から変革の方法を提言できたことは社会的意義が高い研究結果であったと言える。
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