研究課題
基盤研究(C)
本研究は、新しい産業が形成されるメカニズム実証的に明らかにし、さらに、産業という概念の妥当性を批判的に検討することを目指した。調査研究においては、ゲーム・ビジネスの変遷やIT企業の創業と成長などを主な研究対象とし、産業の社会的構成という立場を試した。本研究を通じ、いままで産業を識別するときに着目されていた製品もしくはサービスの類似性以外に、ルーティンやビジネスモデル、同じ産業に属しているという意識(産業アイデンティティー)に着目することが有用ではないかと考えられた。常に変動する可能性を孕みながら、一定期間持続する産業という認識枠組みの形成と変容は、今後も問われ、確かめられる必要性がある。
産業という概念は、経営学などの学術研究でも、企業の実務でも日常的に使われている。しかしながら、同じ産業に属するとはどういうことか、どの範囲の企業や製品サービスが同じ産業に属していると見做されるのかといった産業の定義と範囲が詳しく問われることは少ない。そのため、ICT化に伴って、産業を跨いだ企業行動が増えていく時に、学術研究においても、実務においても、妥当な定義と範囲を採用して産業の分析を行えない可能性がある。したがって、産業の意味内容を問い、産業の社会的構成という立場で概念を再検討することは、学術研究の分析の基礎を提供し、実務において業界分析や政策を立案することに資する意義がある。
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