研究課題/領域番号 |
18K01807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
佐藤 厚 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (10388051)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 内部労働市場 / 職業別労働市場 / ホワイトカラー / 職業キャリア / 職業教育訓練 / キャリア形成 / 人材育成 / ホワイトカラ- / internal labor market / comparative study |
研究成果の概要 |
本研究では、内部労働市場と職業別労働市場に関する国際比較研究である。先行研究のレビューを試みた結果、イギリスが「市場主導の弱い内部労働市場、弱い職業別労働市場」であるのに対して、日本は企業主導の「強い内部労働市場」と仮説化された。実証的データ分析に基づく日英の比較考察の結果によると、イギリスは日本に比べて、転職経験者割合、社会的資格の保有割合、最終学歴での学習が業務遂行に役立つ割合が多かった。こうした結果は、特定企業への定着性に劣る一方で、組織外部での職業教育訓練が内部の職務遂行と関連を有していることを示唆している。この結果は先行研究から得られた仮説と概ね整合的であるといえよう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イギリスの大企業管理職の移動性向が日本と比べて比較的高く、複数企業を経験しながら技能やキャリアの形成を図ることが望ましいという事実は、バウンダリレス・キャリアなどの新しいキャリア論に馴染む経験的エビデンスがイギリスの労働市場に存在していることを示すものであり、学術的意義がある。 逆に、イギリスに比べて日本の管理職は、教育の職業的レリバンスが弱く、学校での教育内容と今の仕事に関連性に乏しい。また仕事に資格要件が求められる割合も少ない。このことは組織外部での職業教育訓練や学習が組織内部での職務遂行のための知識やスキルとの関連性が弱いことを意味しており、それを補完する政策の必要性を示唆する。
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