研究課題/領域番号 |
18K01811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
諸上 茂登 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (60130837)
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研究分担者 |
臼井 哲也 学習院大学, 国際社会科学部, 教授 (60409422)
橋本 雅隆 明治大学, グローバル・ビジネス研究科, 専任教授 (30218424)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マーケティング・ケイパビリティ / 多国籍企業 / 国際マーケティング / 中小製造業 / グローバル調整 |
研究成果の概要 |
本研究の最大の成果は、多国籍企業組織における国際マーケ ティング関連行動を、戦略論、多国籍企業論と統合し、「国際マーケティング・ケイパビリティ」として概念化したうえで、事業成果との関係を実証的に検討したことにある。具体的には関連文献レビューに加え、米国系多国籍製造業の日本子会社と日系多国籍製造業のインド子会社を対象とした帰納的なケーススタディも実施している。その結果、多国籍企業における独自の「国際マーケティング・ケイパビリティ」 として本社と子会社間の調整の重要性が浮かび上がってきた。概念フレームに基づき大規模なアンケート調査を用いて仮説を検証した。この研究成果は学術書として出版している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
優れた国際マーケティング・ケイパビリティとはどのような組織ルーティンによって構成されているのか。事業成果へどのような影響を与えているのか。これこそが研究フロンティアであり、解明されるべき学術的な「問い」であった。本研究では、マーケティング・ケイパビリティのオリジナルの議論のみならず、多国籍企業を対象とした諸研究との対話を通じて、国際マーケティングに独自のケイパビリティ概念を構築をした。その過程では企業のケースを帰納的に検討し、概念フレームの頑健性を追求している。とくに独自の構成概念として本社と子会社間の調整を追加したことにより、子会社の事業成果の説明力を高めることに成功した。
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