研究課題/領域番号 |
18K01817
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
趙 偉 中部大学, 経営情報学部, 教授 (60303583)
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研究分担者 |
小沢 浩 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (40303581)
小室 達章 金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (00335001)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 経営組織論 / 国際合弁 / アライアンス能力 / アメリカ労働組合 / 社会システム / 労使の信頼関係 / 知識移転 / 合弁企業 / コミットメント / 不確実性 / 社会-技術システム / 組織文化 / アメリカ労働組合(UAW) / 社会-技術システム論 / 企業のアライアンス能力 / 組織間関係 / 社会・技術システムの相互作用 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、海外進出企業が、国際合弁の経験を通じて、グローバル事業展開におけるアライアンス能力(提携や合弁を形成・管理する能力)をどのように構築し、また、それ以降の組織間関係をどのように形成したのかを解明することで、企業のアライアンス能力を活用するための枠組みを提示することであった。 本研究は、国際合弁企業を調査対象として、長期的視点での組織間関係における知識移転のダイナミクスを考察するものである。第1に、トヨタとGMの合弁企業であるNUMMIのトップ層へのインタビュー調査から得られた定性的データを基に、親会社トヨタのグローバル事業展開への影響を分析した。第2に、NUMMIにおける労働協約書の時系列分析を通じて、トヨタ、UAW、元GM労働者との関係性を描き、技術システムと協調的な労使関係の構築プロセスを考察した。第3に、山岸(1998)の「信頼の解き放ち理論(信頼理論)」を援用し、NUMMIにおいて「高コミットメント×高信頼」の労使関係が実現されたという仮説を導き出した。 本研究の技術的意義と社会的意義は以下の通りである。第1に、組織のアライアンス能力を把握する上で、国際合弁企業での経験がその後の組織間関係や海外進出における労使関係の形成の基礎となっていることを指摘した。この視点は、国際合弁企業の形成要因や維持に関する既存研究には見られない新しい視点である。第2に、本研究グループにしかないNUMMIの「労使契約書」と膨大な一次資料を用いて、労使の信頼関係の形成プロセスを明らかにし、国際合弁企業における労使関係を「信頼の形成」という観点から分析した。第3に、既に終了した合弁事例を長期的な視点で分析することで、国際合弁企業の経験を整理し、その持続的な意義を提示した。
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