研究課題/領域番号 |
18K01820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
関 智宏 同志社大学, 商学部, 教授 (40434865)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 中小企業 / 国際化 / プロセス / ケース・スタディ / 企業家活動 / アントレプレナーシップ / 成長 / 発展 / 企業家活動プロセス / 海外事業展開 / 南部経済回廊 / 成長発展プロセス / マネジメント / 組織変革 / 企業組織 / メコン経済圏 |
研究成果の概要 |
タイとカンボジアで国際化を実施してきた日本中小企業のケースから、多様な国際化のパターンとそれにともなう企業組織の質的な変化がみられた。 例をあげると、シェムリアップで事業を展開するサービス業では、斯業経験や進出先国の決定要因によって国際化のパターンが多様であること、またタイとカンボジアの国境地域にて事業を展開する機械金属業では、1つには現地にて国際化の経験のあるトップ・マネジャーの配置させることが重要であること、もう1つにはタイでの生産活動の経験の蓄積がカンボジアとの国境ビジネスの展開に有効であること、が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の中小企業の国際化は、企業の実践上だけならず政策上においても重要な課題の1つである。しかし日本の中小企業の国際化研究や政策をみると、国際化のプロセスなど企業の実践の内実に踏み込んだものは多くない。 本研究のいくつかの成果から、国際化を実現しようとする中小企業家のそれまでの経験や進出先の国・地域に対する心情、また国際化に従事する者の経験や知識、さらには企業組織としての経験の蓄積などから、国際化は一様でなく、多様なパターンがあること、また国や地域といった空間のコンテクストに大きく依存していることが明らかとなった。中小企業の国際化研究において、国際化プロセスのさらなる質的分析が希求される。
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