研究課題
基盤研究(C)
一連の研究を通じて,①組織の公式的な制度として行われる人事効果とより非公式的に行われる評判という2つの「評価」結果が一致しないこと,②2つの「評価」はそれぞれ異なった先行要因を持つこと,②そのような評価が蓄積される結果として,個人は③特別扱いを受けるようになる,ということを発見した。具体的には,①と②についての経験的検討を行ったペーパーと,③についての検討的検討を行った論文を,それぞれ査読付き雑誌に投稿し,いずれも受理された。
上記の①と②の論文は,これまで全く別の領域として考えられてきた,組織における人事考課と評判の領域をブリッジし,かつ,後者の測定のためにネットワーク科学の分野で用いられてきたpagerankのアルゴリズムを援用した新たな方法を提示した点に,大きな貢献があったと考える。実践的には,個人の優秀さをとらえる新たな方法を提案した,という価値もある。③の論文は,「優秀」と評価された個人がが受ける特別扱いの効果には,国による違いがあるといことを明らかにしたものであり,こちらも実践的な意義は大きいと考える。
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