研究課題/領域番号 |
18K01886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
東 伸一 青山学院大学, 経営学部, 教授 (70368554)
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研究分担者 |
横山 斉理 法政大学, 経営学部, 教授 (70461126)
矢澤 憲一 青山学院大学, 経営学部, 教授 (70406817)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 流通 / 流通システム / 小売 / 質的比較分析 (QCA) / 過程追跡法 (Process Tracing) / 混合研究法 / 小売ビジネス・モデル (RBM) / 方法論 / 小売業 / 過程追跡法 / Process Tracing Method / 商業 / 社会科学の方法論 / 混合研究法 (Mixed Methods) / 過程追跡法 (Process-tracing) / 衣料品専門店チェーン / 食品スーパー / 研究方法 / 業態 / QCA (質的比較分析) / SPA / 競争 / QCA / 質的比較分析(QCA) / 財務会計 |
研究成果の概要 |
本研究の特徴は、小売フォーマットの構成要素間の組み合わせが重要となる小売競争で支配的地位に達した小売業者が (1)どのような過程を経てその地位を実現することができたのか、そして(2)覇権市場での地位の維持・強化に成功しているのは、どのような条件組み合わせによるものなのか、という2つの問いに対し、前者には過程追跡法 (PT)を、後者には質的比較分析 (QCA)を用いた分析をおこなった点である。PTは研究対象となる現象の発生期において有効であることが確認された。一方、QCAによる分析では、品揃え専門化型小売業者による流通覇権は、複数セグメントの消費者からの支持の集計市場であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、覇権市場において支配的地位を確立した小売企業に着目し、その顧客へのサーベイをもとに質的比較分析(QCA)で解析をおこなった。小売業態展開論の有力モデルにLevy ら(2005)のBig Middleがある。小売業者が覇権市場に到達する2種の経路のうちのひとつは製品専門化であるという。本研究では、この中範囲の理論仮説の検証と精緻化をおこなうことを目指した。Levyらのいう専門型小売業者の覇権市場の実態は、複数のセグメントの顧客が異なる経路(原因条件の組み合わせ)によって当該小売業者を愛顧することで、大きな集計個別市場が生まれていることとして説明しうる状況があることが明らかになった。
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