研究課題/領域番号 |
18K01899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 神戸大学 (2021-2023) 立命館大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
吉田 満梨 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (30552278)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エフェクチュエーション / 意思決定 / 不確実性 / マーケター / 市場創造 / マーケティング / 新規事業開発 / 新市場創造 / イントラプレナー / イントプレナー |
研究成果の概要 |
不確実性の高い市場環境に直面したマーケターが、いかに課題解決を行うのかを分析し、近年アントレプレナーシップ研究を中心に注目されている「エフェクチュエーション」(Sarasvathy 2001, 2008)の論理のマーケティング課題に対する適用可能性を明らかにする、という目的に対して、経験あるマーケターを対象にした新市場創造プロセスの意思決定実験(発話プロトコルデータの収集・分析)、先行研究の体系的なレビュー、アクションリサーチ等の複数のアプローチによって取り組み、海外査読雑誌を含む、複数の学術論文の掲載、国際学会を含む複数の学会発表などの研究成果を残すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不確実性に対する思考様式として近年注目される「エフェクチュエーション(effectuation)」に関する研究を、アントレプレナーシップ研究からマーケティング研究へと展開し、その適用可能性を示したことで、理論の適用領域を拡大するとともに、市場創造という高い不確実性を伴う問題に対して熟達した(経験ある)マーケターがどのように発想しアプローチをするのか、に関する研究の端緒を開いたことで、従来のマーケティング研究にも貢献した。 また提唱者であるヴァージニア大学ダーデンスクールのSarasvathy教授の公開ワークショップや講演・寄稿、書籍出版を通じて、研究成果を産業界に還元することにも取り組んだ。
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