研究課題/領域番号 |
18K02073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 札幌学院大学 |
研究代表者 |
山本 彩 札幌学院大学, 心理学部, 教授 (80758706)
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研究分担者 |
境 泉洋 宮崎大学, 教育学部, 教授 (90399220)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | CRAFT / 社会的ひきこもり / A/CRA/FT / 家族支援 / 認知行動療法 / CRA / 自閉スペクトラム症 / コミュニティ強化 / 発達障害 / ACRAFT / コミュニティ強化アプローチ / 家族 |
研究成果の概要 |
厚生労働省班研究は依存症で効果が実証されている家族支援プログラムCommunity Reinforcement and Family Training(以下、CRAFT)の、社会的ひきこもりへの適用可能性を示唆した。しかし2017年時点では日本でのCRAFTの普及は緩やかで介入の質が保障された臨床試験は存在しない状況だった。 そこで本研究では最初にCRAFTの普及及び支援者養成システムの構築を行い、その後介入の質が保障された臨床試験を9人の研究協力支援者に実施してもらった。その結果CRAFTは社会的ひきこもりにも効果があることが推察された。また普及や実装に向けて解決されるべき課題も示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的ひきこもりの要因や状況は人によって様々であり、中には困りを抱え支援につながりたいという潜在的なニーズを持つ当事者も多くいると推察されている。また当事者の家族からは、「どこに相談に行ったらよいかわからない」「たらいまわしにあった」「支援者に本人が来ないと何もできないと言われた」という声も多く聞く。そういった状況に対し、CRAFTを用いることで体系的に家族を支援し、間接的に当事者に関わることができる。 本研究により介入の質が保障されたCRAFTの効果を検証することができた。また、今後の普及や実装、研究に向けて課題を整理することもできた。今後の臨床と研究の連動に寄与する研究になったと考える。
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