成長に応じるスーパービジョンモデルとバイザー研修・支援システムの構築に関する研究

• 研究課題/領域番号: 18K02164
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分08020:社会福祉学関連
• 研究機関: 十文字学園女子大学
• 研究代表者: 潮谷 恵美 十文字学園女子大学, 教育人文学部, 教授 (70287910)
• 研究分担者: 片岡 靖子 久留米大学, 文学部, 教授 (30389580) ; 岡田 まり 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (40309076) ; 野村 豊子 日本福祉大学, スーパービジョン研究センター, 研究フェロー (70305275) ; 潮谷 有二 長崎純心大学, 人文学部, 非常勤講師 (90285651)
• 研究期間 (年度): 2018-04-01 – 2024-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2023年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: ソーシャルワーク / スーパービジョン / スーパービジョンモデル / スーパーバイジーの成長ニーズ / ソーシャルワークスーパービジョン / スーパービジョンのニーズ / スーパーバイザー養成 / スーパーバイジー / スーパーバイザー研修 / スーパーバイザーの支援ニーズ / スーパーバイジーの成長評価 / スーパーバイジーのニーズ / 研修 / スーパーバイザー

研究成果の概要

本研究の目的はソーシャルワークにおけるスーパーバイジーの専門性向上のための成長ニーズに応じたスーパービジョンモデル、効果的なスーパーバイザー養成・育成研修プログラムや支援システムを提示することとした。先行研究の検討結果からこれまでの検証における実践分野の偏りや成長の指標、スーパービジョンモデルの効果等の成果活用や評価に検討課題があることを確認した。加えてスーパーバイジーのニーズ調査から、スーパービジョン関係、業務での困難、課題の焦点化等がアセスメントを生かして行われ、スーパービジョンの知識、方法や内容の共有、意図的な契約が有効であると考察した。バイザー研修、支援の検証は今後の課題となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでソーシャルワーク・スーパービジョンにおいて、スーパーバイジーの成長に応じたスーパービジョンモデルが提示され、検証されているものは多くない。本研究によって専門職としてのソーシャルワーカーの成長ニーズを捉え、また、それを踏まえたスーパービジョンの有効性を検証することよって、より効果的なスーパービジョンモデルが提示され、その活用が期待できる。ひいては、地域共生社会の実現に向けて、必要とされるソーシャルワーク機能が発揮できるワーカー育成に貢献できることも想定される。さらに、持続するスーパービジョン体制を作るために、有効なスーパービジョンを行えるスーパーバイザーの養成、育成へも貢献も考えられる。