研究課題/領域番号 |
18K02191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
野口 律奈 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授 (70720796)
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研究分担者 |
芝崎 本実 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 助教 (10634256)
野原 健吾 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 助教 (70727726)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 在宅高齢者 / 食品摂取の多様性スコア(DVS) / 混合研究法 / 計量テキスト分析(KH coder) / 調理 / 高齢者 / 不便さ / 食品摂取の多様性スコア / 食品接種の多様性評価 / 胃酸分泌低下 / とろみ剤 / 胃消化シミュレーター(GDS) / 食品摂取の多様性評価 / 男女差 / 油脂類摂取の低下 / 10食品群チェック表 / 共食 / 加齢 / 機能低下 / 栄養摂取 |
研究成果の概要 |
都内開催の栄養講座に参加した高齢者216名を対象に、食品摂取の多様性スコア(DVS)と心身機能と食環境の変化に関する質問紙調査を行い、その結果を量的及び質的に解析した。 DVSの平均値は男女共に目標の7点を大きく下回り、女性よりも男性の方が低かった。男女ともに肉の摂取量が減少し、乳製品と惣菜の摂取量が増加しており、これには咀嚼・嚥下機能低下と調理時間の減少が関連していた。心身機能は男女共に低下し、男性では1人の調理回数・1人の食事回数と体重増加が関連、女性では調理時間と体重減少が関連していた。量的分析では、食や調理への向き合い方、加齢に伴う役割変化に対する気持ちに男女差が大きいことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果において、高齢者の食品摂取の多様性スコア(DVS)低下の背景に、孤食や家庭内孤食が関連している事、高齢者が積極的に摂取したい肉類摂取量の減少及び乳製品や惣菜の摂取量増加の背景に、咀嚼・嚥下機能低下や調理時間の減少がある事等が示唆された。更に、高齢者の食や調理への向き合い方には、男女差が大きいことも示唆された。 このように、高齢者の食は性差や社会・経済・心理的状況と密接に関わっており、栄養素の充足(栄養学的モデル)や疾病予防(医学的モデル)だけでは解決できない。今後、高齢者の食について、栄養学的モデルや医学的モデルの枠を超えた複合的な視点での調査や質的な分析が必要であることが示唆された。
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