研究課題/領域番号 |
18K02233
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 中村学園大学 |
研究代表者 |
大和 孝子 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (70271434)
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研究分担者 |
安藤 優加 中村学園大学, 栄養科学部, 助手 (90760877)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 機能性成分 / ストレス / 行動 / 脳内神経伝達物質 / 自発運動量 / ラット / 脳機能 / 神経伝達物質 |
研究成果の概要 |
本研究では、ラットを用いて植物由来機能性成分(6-ジンゲロール:6-Gin、アリルイソチオシアネート:AITC)が、ストレス下でどのような影響を及ぼすのか行動学的実験及び脳海馬細胞外セロトニン(5-HT)の放出量を指標として調べた。行動解析により6-Ginの投与は、拘束ストレスを負荷したラットの不安様行動の増加を抑制する可能性が示唆された。また脳海馬細胞外5-HTの放出量を指標とした場合においても6-Ginは不安の発現を抑制する傾向がみられた。これらの成果を踏まえ、今後はどのような作用機序においてストレス下による不安を抑制したのかについて検討が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非栄養素である機能性成分は、ストレス存在下で摂食および不安様行動にどのような影響を及ぼすのか、また神経伝達物質である脳内5-HT量はどのような経時的変化を示すのかについての報告は国内外において殆んどない。動物の行動を観察・記録しながら同時に脳局所から遊離される神経伝達物質放出量の経時的変化をストレス下で測定し、機能性成分投与によるストレス寛解効果と結び付けて研究することは、本研究の独創的なところである。本研究では、6-Ginの投与によりストレス下でのラットの不安様行動の増加を抑制する可能性があることが示唆された。
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