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後期中等教育におけるコンピテンシー・ベースの職業教育の可能性に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02269
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関小樽商科大学

研究代表者

岡部 善平  小樽商科大学, 商学部, 教授 (30344550)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード後期中等教育 / カリキュラム / 職業教育 / コンピテンシー
研究成果の概要

本研究では、後期中等教育での職業教育が学習者のコンピテンシーおよび能力認識の形成に対してもつ効果について、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールに関する資料分析、工業高校と商業高校でのアンケートによる量的分析、およびイギリスの職業教育改革の政策分析を通して検討した。本研究がいうところの「コンピテンシー」とは、特定の職業的スキルに限定されない批判的思考やコミュニケーションなどの領域横断的な「資質・能力」を意味している。教育から仕事への移行システムと職業教育カリキュラムとの関係を考察し、職業教育が領域横断的な能力に対する生徒の認識形成に果たしている役割を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで後期中等教育における職業教育は、教育内容と対応した職業への移行を前提としてその内容の在り方や効果が論じられてきた。それに対して本研究は、職業教育と特定の職業分野との関連性を一旦留保し、カリキュラム全体を通して学習者が“何を学んでいるか”について実証的な解明を試みてきた。本研究の学術的・社会的意義は、第一に職業教育研究の射程を拡張し、就業準備に限定されない「教育の職業的意義」を検討するための理論的枠組を提示したことにある。第二に、教科横断的な資質・能力に着目することで、アカデミックな教育と職業教育との有機的な関連づけに向けての方途と克服すべき課題を示したことである。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 職業学科における高校生の能力認識の形成―工業高校および商業高校を事例として―2020

    • 著者名/発表者名
      岡部善平
    • 雑誌名

      小樽商科大学 人文研究

      巻: 140輯 ページ: 97-122

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 職業教育カリキュラムにおける能力形成の課題(2)―学習者の能力認識に着目して―2020

    • 著者名/発表者名
      岡部善平
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会第31回大会(Web大会)
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 職業教育カリキュラムにおける能力形成の課題―スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール指定校の実績報告書の予備的分析―2019

    • 著者名/発表者名
      岡部善平
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会第30回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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