研究課題/領域番号 |
18K02365
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
筒井 茂喜 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (50726924)
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研究分担者 |
中須賀 巧 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10712218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 身体接触 / 身体への気づき / 他者の気もちへの気づき / 共感的な心情 / 集団凝集性 / 他者との気もちの共有 / 組ずもう / 学級集団凝集性 / 小学校6年生 / 小学校4年生児童 / 共感性 |
研究成果の概要 |
小学校4・6年生児童に身体接触を伴う運動「組ずもう」の授業を実践し,「他者の身体への気づき」「他者の気もちへの気づき」「他者への共感的な心情」「集団凝集性」が,どのように関連し合い教育的効果を高めるのかを検討した. その結果,児童は「組ずもう」によって「身体への気づき」が促され,「他者の気もち」を感じとっていた.また,「身体への気づき」と「共感的な心情」,「共感的な心情」と「集団凝集性」のそれぞれの間において中程度の正の相関関係が見出された.さらに,「他者の気もちへの気づき」を言葉にして表出させ,学級全体で共有する指導が「他者への共感的な心情」を生起させ,「集団凝集性」を高めると推察された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,「組体操によって学級の一体感が高まる」「体と体をぶつけ合う遊びは子どもの仲間意識を高める」など,これまで学校現場で感覚的に語られてきた身体接触を伴う運動の教育的効果を実証したことに学術的意義があるといえる. また,人間関係が希薄化していると言われて久しい現代社会において,児童と児童の信頼関係を築く上で身体接触は欠くことのできないコミュニケーションツールであること,また,身体接触を伴う運動は「他者への共感的な心情」の生起を促し,「他者理解」を深める可能性があることを示したことに社会的意義があるといえる.
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