研究課題/領域番号 |
18K02392
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
|
研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
池田 充裕 山梨県立大学, 人間福祉学部, 教授 (40342026)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | シンガポール / Singapore / PAL / アクティブ・ラーニング / Active Learning / PDCA / 初等教育 / Competency / 社会的・情動的コンピテンシー / 社会性と情動の学習 / コンピテンシー / カリキュラム・マネジメント / 授業評価 / 授業改善 |
研究成果の概要 |
シンガポールの初等1・2年次で実施する「アクティブ・ラーニング・プログラム(Programme for Active Learning: PAL)」の授業方法や評価方法、授業改善について 3回の現地調査を踏まえて検証を行った。結果として、PALでは、“自己認知・管理”、“人間関係”といった「社会的・情動的コンピテンシー(Social and Emotional Competencies)」に関連した評価項目を用いて、全人的で社会性の育成を重視した指導を行っていた。また、その授業評価・改善では、主任教員と担当教員が授業の成果や課題をICTを用いて常に共有し、学期末の検討会で改善点を検討していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、シンガポールが21世紀型コンピテンシーの育成に向けて取り組んできた革新的カリキュラムの実態を、「アクティブ・ラーニング・プログラム(Programme for Active Learning)」という新しい科目の授業実践に焦点を当てて解明したことにある。今日「主体的・対話的で深い学び」に取り組む日本にとって、アクティブ・ラーニング自体を教科化し、「社会的・情動的コンピテンシー」を評価の軸に据えたその実践・成果は参考となる。本研究の成果は4冊の研究書籍、学会シンポジウムでの講演、メディア取材等で発信し、シンガポールの教育の新たな一面を伝えることができた。
|