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「カリフォルニア多言語教育法」の意義と課題

研究課題

研究課題/領域番号 18K02396
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09020:教育社会学関連
研究機関東洋学園大学

研究代表者

末藤 美津子  東洋学園大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (10460304)

研究分担者 市川 桂  都留文科大学, 文学部, 特任講師 (60754546)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードバイリンガル教育 / カリフォルニア / アメリカ / 多言語教育 / バイリンガル教員 / 教員養成 / カリフォルニア州 / カリフォルニア多言語教育法 / 教員資格 / 日本語教育 / イマ―ジョン・プログラム
研究成果の概要

カリフォルニア州では、1998年に成立した「提案227」により、公立学校では原則としてバイリンガル教育が禁止され、英語を理解できない児童生徒には英語による授業が続けられてきた。だが、2016年に住民投票により成立した「提案58(カリフォルニア多言語教育法)」は、公立学校にバイリンガル教育を復活させ、さらに、英語母語話者にも英語以外の言語を学ぶ機会を保障した。
一方、この「カリフォルニア多言語教育法」の最大の課題は、バイリンガル教員不足である。公立学校で20年ほどバイリンガル教育が禁止されてきたことの負の遺産でもある。現在、カリフォルニア州はこのバイリンガル教員不足の解消に努めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

トランプ政権の誕生と軌を一にして成立した「カリフォルニア多言語教育法」は、トランプ政権の掲げる「アメリカ第一主義」とは真逆の多言語主義を掲げていた。英語以外の言語を母語とする児童生徒には英語と母語の教育を、英語母語話者には英語以外の言語の学習を勧め、カリフォルニアを多言語社会にすることを目指していた。連邦と州のねじれを明らかにしたことは、本研究のひとつの成果である。
また、本研究では、カリフォルニア州におけるバイリンガル教員の資格がどのようなものであり、その養成がどのように行われているのかを明らかにした。こうした成果は、日本における多様な言語背景を持つ子どもたちの教育にも役立つであろう。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (8件) (うちオープンアクセス 8件、 査読あり 1件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] カリフォルニア州におけるバイリンガル教員の資格試験 : CSET に着目して2021

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 雑誌名

      東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University

      巻: 29 ページ: 160-176

    • DOI

      10.24547/00000764

    • NAID

      120006995480

    • ISSN
      0919-6110
    • URL

      http://id.nii.ac.jp/1587/00000764/

    • 年月日
      2021-02-15
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多文化社会において求められる教員の資質・能力とその養成ー日本とアメリカに目を向けて―2021

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 雑誌名

      東洋学園大学教職課程年報

      巻: 3 ページ: 31-45

    • NAID

      120006995474

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] カリフォルニア州におけるバイリンガル教員の資格と養成2020

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 雑誌名

      東洋学園大学紀要

      巻: 28 ページ: 94-106

    • NAID

      120006808613

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] カリフォルニア州におけるバイリンガル教員の資格試験―CTELに着目して―2020

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 雑誌名

      東洋学園大学 教職課程年報

      巻: 2 ページ: 25-38

    • NAID

      120006811986

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] The Hisrory and Present Status of Bilingual Education in the United States of America2019

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 雑誌名

      The Journal of Intercultural Studies

      巻: 41 ページ: 1-16

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] カリフォルニア多言語教育法とバイリンガル教育プログラム―サンフランシスコ統合学校区の日本語教育プログラムに焦点をあてて―2019

    • 著者名/発表者名
      市川 桂
    • 雑誌名

      都留文科大学研究紀要

      巻: 90 ページ: 37-48

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] カリフォルニア州における多言語教育の取り組み2019

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 雑誌名

      東洋学園大学紀要

      巻: 第27号 ページ: 159-170

    • NAID

      120006602903

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] アメリカにおける英語と英語以外の言語の教育―バイリンガル教育に着目して―2019

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 雑誌名

      東洋学園大学 教職課程年報

      巻: 第1号 ページ: 31-47

    • NAID

      40022336694

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] カリフォルニア州におけるバイリンガル教員の資格試験―CTELとCSETに着目して―2020

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 学会等名
      アメリカ教育学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] カリフォルニア州におけるバイリンガル教員の資格と養成2019

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 学会等名
      日本比較教育学会第55回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] カリフォルニア州におけるバイリンガル教育の諸相2019

    • 著者名/発表者名
      市川 桂
    • 学会等名
      日本比較教育学会第55回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] カリフォルニア州における多言語教育法成立後の状況2018

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 学会等名
      第54回日本比較教育学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] カリフォルニア州における多言語教育の取り組み2018

    • 著者名/発表者名
      末藤 美津子
    • 学会等名
      第30回アメリカ教育学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] バイリンガル教育の復権―カリフォルニア州を中心に2018

    • 著者名/発表者名
      市川 桂
    • 学会等名
      第54回日本比較教育学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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