研究課題/領域番号 |
18K02440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
石本 雄真 鳥取大学, 教育支援・国際交流推進機構, 准教授 (90612309)
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研究分担者 |
山根 隆宏 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (60644523)
松本 有貴 徳島文理大学, 人間生活学部, 教授 (90580887)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 発達障害 / 不安 / SEL / 放課後等デイサービス / 心理教育 / 自閉スペクトラム症 / 発達障碍 / 感情 / 認知行動療法 / 特別支援教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、放課後等デイサービスにおける職員から利用児童の支援の質の向上を目的として、職員が利用しやすい研修開発と個別に利用児童に対して実施可能なSELプログラムを作成し、その効果を検証した。職員が利用しやすい研修開発として、オンラインでいつでも受講可能な研修を開発し、受講者の受け止めと受講者の効力感の向上について検証したところ、受講者の受け止めは概ね好評であったが、効力感の上昇については、受講前の効力感が低かった者に限られていた。SELプログラムについては、複数の実践で限定的な効果がみられたものの、方法論的な課題も含め、さらなる改良が必要であるように思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特別支援学級の利用者が年々増加しているように、障害のある子どもへの支援ニーズは急速に高まっており、地域の支援リソースである放課後等デイサービス(放デイ)の利用者も急激に増加している。一方で放デイ職員については、その専門性において十分ではないという指摘を受けることもあり、放デイにおける支援の質を高めることは喫緊の課題である。加えて、発達障害者は不安を強く感じることが示されているが、日本の障害のある子どもへの支援では不安などの感情面への支援はあまり行われていない現状にあった。この中で本研究は職員の資質の向上や感情面への支援のレパートリーを増やすことに貢献しており、その意義は大きい。
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