研究課題/領域番号 |
18K02464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 横浜薬科大学 |
研究代表者 |
村田 実希郎 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (80723478)
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研究分担者 |
定本 清美 湘南医療大学, 薬学部, 教授 (00297673)
鷲見 正宏 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (40255857)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | OTC医薬品 / 点鼻薬 / 小児 / デバイス / 官能評価 / 医薬品デバイス / 使用性 / 官能試験 |
研究成果の概要 |
一般に広く市販されているOTC医薬品(Over-The-Counter Drug)の中で、5種類の定量噴霧式点鼻薬スプレーデバイスの使用性を検討した。適応年齢の小児が使用できない点鼻薬スプレーデバイスが存在していることが明らかとなった。点鼻薬スプレーデバイスの使いやすさは、生後月齢、ピンチ力、握力、手指サイズといった小児研究協力者の生体的因子による影響は少なく、レバーの形状やデバイスの底面からレバーまでの長さ、レバー押し出し荷重の平均が点鼻薬デバイスの使いやすさに影響することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品は、使用者の限定なく適正に使用されることを前提に販売・使用されている。点鼻薬は、侵襲が少なく簡便であり、小児へ確実に薬剤を投与できる経路として大きな魅力を有する。今回、アレルギー性鼻炎等の適応を有する7 歳以上で使用が可能な一般用医薬品の使用性の検討を行い、小児が自分自身で使用できない点鼻薬や、使用性の良くない点鼻薬の存在を明らかにした。一般用医薬品を購入する前に、点鼻薬デバイスの特徴を知りえる機会は非常に少ない現状を踏まえ、医薬品の販売方法のあり方を検討する必要性があるとともに、常にユーザーを意識したデバイス設計が必要であることを提案する。
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