研究課題/領域番号 |
18K02482
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
高木 真人 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (10314303)
|
研究分担者 |
佐久間 治 九州女子大学, 家政学部, 教授 (80251627)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | こども / 外遊び / 保育施設 / 密度 / 移動距離 / GPS / 行動量 / 園庭 |
研究成果の概要 |
こどもの外遊びにおいて、こどもたちの1時間あたりの移動距離が遊び場の種類によって異なるのかどうかGPSロガーを用いて調査した。5歳児で調査した際には、オープンスペース、里山の遊び場、遊具の多い遊び場の順で移動距離が多かった。そして、5歳児のこどもが芝生広場のようなオープンスペースで遊ぶ場合には、大勢で遊んでいる時は少人数で遊んでいる時よりも1時間あたりの移動距離が少なかった。しかし、3歳児のこどもの場合には、大勢で遊んでいても少人数で遊んでいても、あまり移動距離に違いはみられなかった。一方で、3歳児の場合には遊ぶ場所が広場の中央から周辺部に押し出される傾向が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果には、保育施設の園庭の計画など外遊び環境の計画に有用な知見が含まれる。例えば、保育施設の園庭で5歳児が自由に遊ぶには一人あたりおおよそ7.0-8.5㎡程度以上の面積を確保することが理想であろう。これはオープンスペースタイプの遊び場をつくる上では参考になる。一方、現在の保育施設において、この基準で面積を確保するのは困難な場合が多い。その場合には、砂場や遊具など移動距離をあまり必要としない遊び場を組み合わせるとよいであろう。このように、こどもが自由に快適で遊べる空間を計画していくことは、こどもにやさしいまちづくりにもつながり社会的意義が大きいといえる。
|