研究課題/領域番号 |
18K02518
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
佐藤 学 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (90587304)
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研究分担者 |
加藤 久恵 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00314518)
新木 伸次 国士舘大学, 体育学部, 准教授 (30450159)
赤井 利行 大阪総合保育大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40441620)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自律的発展型授業 / 習得的数学の意識 / 発展的数学の意識 / 質問紙調査 / 5つの知る / 絶対的固定的な見方・考え方 / 可謬的可変的な見方・考え方 / 数学的活動 / 発展的思考・態度 / 焦点化した問題から遡る授業構成 / メタ認知的支援 / 段階的授業モデル / 授業評価ルーブリック / 思考を知る / 展開を知る / 数学的活動過程遂行授業構成モデルの開発 / 教材を知る / 反応を知る / モデルプレート / 授業評価モデル / 教師の"発展"の意識 / 授業デザイン / 思考的発展 / 内容的発展 / 数学的なメタ認知的支援フレーズ / 消極的支援 / 半積極的支援 / 積極的支援 / 発展的思考・態度を促す授業モデル / 発展的な思考・態 度 / 習慣化 / 授業実践モデル |
研究実績の概要 |
算数・数学における「自律的発展型授業」に関する質問紙調査の作成とその分析を行った。具体的には,アーネストの「絶対主義」「可謬主義」を参考にして、2つの意識「習得的数学の意識」「発展的数学の意識」は,「授業構想時」と「授業実践時」では異なった現れが見られると想定して,質問紙調査を開発し,秋田県をはじめ37都道府県の小,中,高,大の教員,学生593名の回答を得た.そして,「校種や学生間の差異に着目した分析」「教職経験年数に着目した分析」「広域データと秋田データの分析」を行った。その結果は,「校種や学生間の差異に着目した分析」からは,各校種において「問題の数値,条件,内容,配列」「学習者の困難への対応」,高校においては「多様な解決」で,自律的発展型授業に向けて教師により異なる前提をもつ可能性を明らかにした.また,「教職経験年数に着目した分析」では,教職経験年数20年以上の教員では確立されている様相が見られるが,教職経験年数5年以上20年未満の教員は「発展-習熟」の在り方を模索している様相が見られることを明らかにした。そして,「広域データと秋田データの分析」では,多くの項目において両者は類似する傾向である一方,学習内容の定着を図りたいとする傾向も見られ,可謬的可変的な見方・考え方とは言い切れないことを捉えた. これらの結果は,第10回春期研究大会(日本数学教育学会,宇都宮大学)におけるラウンドテーブル,全国数学教育学会誌第29巻第1号において発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
質問紙調査の分析を踏まえ,指導への示唆,研修への示唆を得ることを目的としているが,コロナ禍により研修に関する調査研究を十分行うことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は,暫定的に構想した研修システムについて,文献調査と実地調査を進めることにしている。
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