研究課題/領域番号 |
18K02527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
濱中 裕明 兵庫教育大学, 連合学校教育学研究科, 教授 (20294267)
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研究分担者 |
加藤 久恵 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (00314518)
吉川 昌慶 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10757743)
川内 充延 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (50737624)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 数学と数学教育学の融合 / APOS理論 / 教授人間学理論 / 数学と数学教育学の架橋 / 教授学的状況理論 / 数学と数学教育の融合 / 一次関数 / 概念理解 / 例と定義 / 授業開発 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
本研究では数学と数学教育学を融合させた研究手法を,いくつかの理論枠組みを用いて具体化していくことを目的としてきた.APOS理論をベースとして数学者と数学教育学者が協働して教材研究を行うという取り組みから開始して,少しずつ実践研究へと移行し,最終年度には,教職大学院の大学院生を巻き込み,いくつかの成果を教育実践研究としてまとめることまでが出来た.その際には,教授人間学理論やAPOS理論,証明の機能論などの理論を援用しつつ,数学者としての知見を数学教育学の枠組みで活用して授業開発に至るという数学専門と数学教育学とを架橋した研究手法を軌道に乗せることが出来た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では数学と数学教育学を融合させた研究手法を,いくつかの理論枠組みを用いて具体化していくことを目的としてきた.この本研究の期間中には,教員養成系大学院の教職大学院化が急速に進んでおり,本研究が目指してきた内容は教職大学院での教科専門の位置づけに関してモデルとなり得ると考える. 本研究プロジェクトを通じて,当初の計画どおり,数学者と数学教育学者が協働して教材研究・授業開発を行い具体的な成果を上げたのみならず,そうした教材研究・授業開発の研究手法を足掛かりに,教職大学院を舞台に数学と数学教育学を架橋する研究手法を生み出し,教師教育に還元することまでを始めることが出来たと考える.
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