研究課題/領域番号 |
18K02533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
江川 克弘 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (70633296)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 視写 / 音読 / 作文力 / 文章読解力 |
研究成果の概要 |
本研究では、視写による作文学習を実施することで小学生の文章読解力及び作文力が高まるのかについて調査を実施した。当該学習を実施する実験群と実施しない対照群を設定し、事前と事後に文章読解力及び作文力を測定して群間比較を行った。また、実験群の担任の先生と子どもたちに当該学習の有効性についての認知を調査する質問紙調査も実施して分析を行った。 結果、文章読解力も作文力も実験群の方が高まっており、実験群の担任の先生も子どもたちも視写による作文学習は有効であると実感していることが明らかとなった。以上のことから、視写による作文学習は小学生の文章読解力も作文力も高められる可能性が高いと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の小学校教育現場では子どもの文章読解力及び作文力の低下が懸念されており,当該能力を高めることのできる学習方法が必要とされている。本研究から、視写による作文学習は小学生の文章を読む・書くことに対する動機付けも文章読解力や作文力も高めることのできる可能性の高いことが示されたので、小学校教育に積極的に導入することは有用であると考える。 また、視写による作文学習は子どもに辞書の使い方を教えて意味の分からない言葉を調べられるようにし、適切だと考えられる視写教材を用意できれば自学自習が可能になる。そのため、コロナ禍のような状況でも子どもは文章読解力・作文力を総合的に高めていける可能性は高いと考える。
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