研究課題/領域番号 |
18K02574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
加藤 久恵 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00314518)
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研究分担者 |
堀田 千絵 関西福祉科学大学, 教育学部, 准教授 (00548117)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 算数科授業 / 検索学習 / 振り返り / メタ認知 / 算数科 / 統合 |
研究成果の概要 |
本研究では,授業での学習内容を自分で思い出すことを活用した学習を「検索学習(retrieval-based learning)」と定義し,検索学習が学習内容の定着にどのように貢献するかについて,授業実践を通して検討した.また検索学習では,授業中に自分や友だちや先生が,どんな発言をしたのか,どんなことを考えていたのかを思い出す(検索する)ことで,その学習内容の定着を目指すが,自分が何を考えていたのかを思い出すことによって,自分はどう考えるのか今後はどんなことを考えながら授業に参加すべきなのかも併せて学習する機会となる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の記憶研究においては,自分で学習内容を思い出すことが,実験者から学習内容の説明を聞いたり・学習内容を再度見直したりするよりも,記憶することへの効果が高いことが実証されている。これを授業に当てはめると,学習内容の定着には,子どもたち自身が教科書を読んだり,再度覚えたりする,あるいは教師が再度まとめたり教えたりすることよりも,本時で何を自分が考えたのかなぜそのように思ったのかを,自分で思い出す(検索する)ことが効果的であるという仮説が提案される。そこで本研究では,授業での学習内容を自分で思い出すことを活用した学習が学習内容の定着にどのように貢献するかについて検討した.
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