研究課題/領域番号 |
18K02575
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
世良 啓太 奈良教育大学, 技術教育講座, 准教授 (30802243)
|
研究分担者 |
勝本 敦洋 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30780621)
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40303482)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 技術評価 / 技術ガバナンス / 中学校技術科 / 技術リテラシー / 萌芽的技術 / 技術教育 / 意思決定 / 技術評価力 / 中学校技術・家庭科技術分野 / 技術科教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、中学生の技術評価力育成に向けた中学校技術科のカリキュラムを構築した。まず、社会において賛否の分かれている技術の今後の在り方に対する生徒の技術評価の実態を調査・分析した。評価対象となる技術は技術科の学習内容に基づき、「森林資源を活用する技術」、「遺伝子組み換え技術」、「原子力発電」、「SNS」を設定した。生徒の実態に即して指導方略ならびに題材を検討し、内容A「材料と加工の技術」と内容B「生物育成の技術」について試行的実践を行った。その結果、生徒の技術評価力の向上が示唆された。これらの研究成果を基に、カリキュラムの構築を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、中学生の技術評価力育成に向けて、生徒の実態調査ならびに指導方略の検討、試行的実践を通してその効果を検証した。学術的には、技術教育において新たな視点を提供し、中学生の理解と技術評価力を向上させるための具体的な方法を示した。社会的には、中学生が現代社会で賛否両論のある技術について自己の判断を形成する能力を育成することにより、より理解力のある、批判的に考える次世代の市民を育てる役割を果たすことに寄与する。これは、科学技術が日常生活に深く組み込まれ、その影響力が増す現代社会において、特に重要と考えられる。
|