研究課題/領域番号 |
18K02583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
永野 昌博 大分大学, 理工学部, 准教授 (50530755)
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研究分担者 |
北西 滋 大分大学, 理工学部, 准教授 (90552456)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ユネスコエコパーク / 生物多様性 / ESD / データベース / 市民協働 / レッドデータブック / 環境DNA / ESD / 環境DNA / GIS |
研究成果の概要 |
本研究は、祖母・傾・大崩ユネスコエコパークにおいて、(1)生物多様性情報の収集・整理、(2)市民協働生物多様性調査の実践、(3)生物多様性ICTシステムの設計・開発、(4)市民協働ESDプログラムの設計・実践、(5)ESDプログラムの効果の検証・モデル化を目的として行った。 上記(1)(2)は当地域の生物相の調査を行い、その希少性と多様性を明らかにした。その成果を(3)で開発した生物多様性データベースを通じて市民と共有した。(4)(5)は生物相調査とワークショップを通じて、シカとの共生について考えるESDプログラムを開発・実践した。その際のアンケート調査により、高いESD効果が証明された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの生物相の希少性と多様性の解明により、生態系・生物資源の基盤情報を構築できた。その際、開発した生物多様性データベースは当エコパークだけでなく、レッドデータブック調査や天然記念物調査においても応用されており、活用の幅を広げている。また、シカとの共生について考えるESDプログラムの開発と実践において、高いESD効果が証明されたことにより、本プログラムは継続して実施される計画になっており、論文の公表によって更なる波及効果が見込まれる。これらの成果は、当地域における生物資源の持続的な利用と保全に関する施策立案やエコパークでのESDの普及と発展に寄与するものと思われる。
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