研究課題/領域番号 |
18K02588
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
加藤 卓 東北学院大学, 文学部, 教授 (10709140)
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研究分担者 |
守屋 誠司 玉川大学, 教育学部, 教授 (00210196)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 射影量 / 割合 / 速さ / 文章問題 / 記述力 / 論述力 / 教育課程 / 教育計画 / 文章題 / カリキュラム |
研究成果の概要 |
日本の児童・生徒の割合などの文章問題に関する記述力・論述力の到達度は低い。原因は,教科書に具体的な記述・論述方法が記載されていないことである。そして,記述力・論述力の指導内容が各指導者に一任されているためである。そこで,算数科において児童・生徒の記述力・論述力を育成する具体的な教育計画・教育方法が必要になる。 本研究者らは,記述力・論述力を育成する各学年での具体的な指導内容・指導計画を提案した。算数科で求められる論理的推論については,国語科で求められるものよりも2学年分を先行して学習する必要があることを明確にした。しかし,COVID-19が蔓延したため実証まで研究を進めることはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の児童の割合などの文章問題に関する記述力・論述力の到達度は低く,改善していない。日本人が世界と対等に交流するためには,記述・論述力レベルの世界標準化が欠かせない。一方,欧米では,記述力・論述力を重視する伝統的文化がある。また,記述・論述を研究する修辞学やユークリッド幾何学など体系的な証明方法がある。そこで,欧米で行われている記述・論述方法を元に,基本的な記述・論述の内容と順序を明確にした。また,日本の算数教育での具体的記述・論述内容,論理的な推論に関する具体的な指導内容・指導計画を作成した。 これらの成果は,日本の記述力・論述力を向上させる方略を示したという学術的意義・社会的意義を持つ。
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