研究課題/領域番号 |
18K02596
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
滋野 哲秀 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (60788967)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Meteorological Field / misconception / Misleading textbooks / Weather Disaster / Inquiry-based learning / Question Design / study of astronomy / Citizen Science / ミスコンセプション / 教科書の記述の問題 / 気象防災 / 降水域のミスコンセプション / 天文現象の理解 / 大気の状態が不安定 / 天体に関する図の理解 / 夏の星座、冬の星座 / 気圧と風向 / 水蒸気傾度 / 天体観察の課題 / 天気図と風向 / 雲のでき方 / 惑星の見え方 / 流星 / 季節に見える星座 / 大学生のミスコンセプション / 理科教員養成 / 初等中等教育の接続 / シチズンサイエンス / ツールによる授業改革 / 効果的な再現実験 / 系統性のある探究活動 / 天体・気象分野のミスコンセプション / 防災・減災 / 雷のミスコンセプション / 気象災害 / 天気図から風を読む / 体系的な学習 / 自然認識 / 初等中等教育から高等教育 / 学生の科学認識 / 天体気象分野 / 授業改善 / 防災学習 |
研究成果の概要 |
大学の教養教育や教職課程の授業の中から、天体・気象分野を中心に、義務教育に起因すると思われるミスコンセプション事例を抽出し、研究協力者(義務教育から高等学校までの教員、日本気象予報士会の会員、京都地学教育研究会、京都府総合教育センターなど)の協力を得てミスコンセプションを起こさない科学的概念を形成するための効果的な指導法を開発することができた。 ミスコンセプションの事例研究は研究協力者の協力により、中学校・高校・大学生・一般から有意なデータを得ることができた。こうした研究データとともに開発した効果的な指導法を研究協力校や大学の授業で試行し、正しい科学的概念への変容を確認し、学会等で公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天体・気象分野は、子どもたちが興味をもつ分野でありながら、学校の授業で観察を行うことが難しく、教科書をトレースするような授業になる傾向があり、理系の大学生でも正しい科学的概念が形成されていないケースが多く、この分野が苦手だという学生が多い。 義務教育における効果的な指導法の開発により正しい科学概念が形成されることは、災害が多発する日本において国民的課題である気象防災の点からも極めて重要である。特に研究開発した「天気図から風を読む」という学習や教科書に記載されていない再現実験教材は、中学校・高等学校・大学の教養教育、一般市民の学習においても、気象分野の理解を飛躍的に向上させるものである。
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