研究課題/領域番号 |
18K02654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
石塚 諭 宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (90793703)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 体育 / 小学校教師 / 事前計画 / 意思決定 / 学習観 / 準備運動 / 体育授業 / 授業改善 / 実践的知識 / 即興的思考 / 体育教師 / 思考プロセス |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,体育授業の中で適切な意思決定を行うために必要な事前計画立案の視点と事前計画作成のプロセスを提案し,教員養成課程の授業において活用する方法論を提示することであった。そのために教員の事前計画立案に対する意識を明らかにすることに加え,それを支える学習観にも着目してきた。また,準備運動に関する意識を調査することも行った。その結果,事前計画の認識として多くの教師は「授業の具体的イメージ」を重視していること明らかとなった。これらを支える授業観は,意味ある他者からの影響を受けて強固になることなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,教師の判断過程から事例的に実践的知識の在り方を検討してきたこれまでのアプローチとは異なり,教師が既に保有している判断過程の基盤となる実践的知識を明らかにすることであり,実践的知識に関する新たな知見を見出す手がかりを提示できるものと考える。その成果は,体育授業の中で教師が適切に意思決定を行うために,どのように事前計画を認識しておくことが望ましいのか、という体育の授業改善に資する課題を解決する際の手掛かりともなる,教員養成において,学生に指導する視点を検討する知見ともなり得,事前計画作成時に必要な考え方,授業への生かし方が導出されるという点で意義がある。
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