研究課題/領域番号 |
18K02753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
岡村 章司 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00610346)
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研究分担者 |
井澤 信三 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (50324950)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 行動問題 / 自閉症 / 保護者支援 / 保護者と教師の協働 / 教師研修 / 参画型研修 / 機能的アセスメント / 予防的アプローチ / 保護者参画 / 行動支援計画 / 学校 / ペアレント・トレーニング / コミュニケーション / コンサルテーション / 教師 |
研究成果の概要 |
本研究では、幼稚園、小学校、特別支援学校の教師を対象とし、行動問題を示す自閉症児を含む発達障害児の保護者支援に関する研修プログラムを開発した。保護者とのコミュニケーションスキル研修、家庭で保護者が子どもに適切な行動を教えることを促す行動問題の予防研修、学校における行動問題の問題解決研修、教師が保護者による支援を支えるための、家庭における行動問題の問題解決研修を実施し、効果が確認された。子どもの成果に加えて、保護者と教師の関係性や保護者自身の変化も示すことができた。プログラムを学校現場に広く適用していくために、学校組織としての保護者参画の具体的なシステムモデルを示す必要があると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症児の保護者と学校の協働の重要性は指摘されているものの、そのプロセスはほとんど検討されておらず、学校においては保護者と連携する方法論が乏しい現状がある。保護者との連携状況に応じた、保護者との協働を促す階層的な教師研修の内容や方法を提供できたことは大きな社会的な意義があると考える。研修プログラムの特徴として、①ワークショップ形式を主眼としているため、学んだ内容が学校での実践に結びつきやすいこと、②保護者との協働が促進されることは、自閉症児への教育的支援の向上につながることが挙げられ、多くの教師にとって有益な研修内容と言える。
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