研究課題
基盤研究(C)
小児思春期摂食障害について(1)包括的地域診療プログラムの構築と(2)その治療効果や入院日数の予測因子の検討、を研究目的とした。(1)小児思春期摂食障害入院治療プログラムを当科で作成した。プログラム内容は日本摂食障害学会や小児心身医学会の学術集会で発表した。また学会誌へ寄稿した。(2)2014年から2021年の8年間に入院治療プログラムを行った神経性やせ症女子110名を対象として入院日数と生理的指標の相関を検討した。時間変数を加えて生存分析を行った結果では、入院患者の入院日数を予測する因子として収縮期血圧の変化が示唆された。その結果は小児神経学会学術集会で発表を行った。
小児思春期摂食障害は、発育を要する時期に十分な栄養が充足されないことによって低身長、骨密度の低下、初経発来遅延などの身体的合併症をきたし、さらには発達過程の時期に教育や対人コミュニケーションなどの機会が損なわれることで社会生活や家族機能にも大きな影響をきたすことも少なくない。そのため早期対応が重要だが小児において治療構造が統一化されているとは言い難い。小児摂食障害患者の4割以上が入院治療を要する背景を踏まえ、小児病棟で行える入院治療プログラムを作成したこと、さらに入院日数を予測する生理的指標を検討した学術的意義や社会的意義は大きい。
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