研究課題/領域番号 |
18K02847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大妻女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
中尾 桂子 大妻女子大学短期大学部, 国文科, 教授 (20419485)
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研究分担者 |
延 恩株 大妻女子大学, キャリア教育センター, 准教授 (00554742)
森下 淳也 神戸大学, 国際文化学研究科, 名誉教授 (20182230)
中西 千春 国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (30317101)
川井 一枝 宮城大学, 基盤教育群, 教授 (40639043)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メタ認識 / 授業内・外学習 / 自律学習 / 学習支援 / 自律 / 内省 / 積み上げ学習 |
研究成果の概要 |
自律的な学習を進めるためには、どのような学習環境を設けることが望ましいのかを考えるために、学習者自身が、授業内の協働的活動、授業外での課題への取り組みで、自身の学習の状況を記述して振り返る機会を設けた。 その振り返りの記述の中に見られる、自身の学習についての言動や行動、予定、指針などを客観的に書いた「メタ認知」的言動を観察した結果、改めて、学習に対するメタ認知の活性化には、他者と自己と課題とに向き合うことが、自身の目的の何にどのように有益だと、学習者自身が捉えているかが重要であると考えられた。ただ、個人の性格特性や、自身の学習目的の継続的保持の影響もあり、そのための支援も必要だと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、いわば、学習者主体の自律的な学習理論が、個別の実践でも確認できるかを実地検証したものと位置付けられる。日々の実践の繰り返しの中で、学習者自身が学習を客観視する視点(メタ認知)を活性化させるよう努めることで、学習動機がある学習者も、学習動機が乏しい学習者も、学習に対するメタ認識的な視点の確立につながること、さらに、学習者自身とその仲間、課題と自身の関係を意識する機会を多く与えることが、重要だと確認された。 また、一貫してメタ認知という観点で学習を客観視させることに努めるには、教師の教育理念の保持が重要であったが、理念の保持に大きな意味がある点が確認できた意義も一教員にとっては大きい。
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