研究課題/領域番号 |
18K02859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
益子 典文 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10219321)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 教師教育 / 若手教師 / 経験学習 |
研究成果の概要 |
ベテラン教師・若手教師のインタビュー調査および初任教師の質問紙調査から,①特に経験から教訓を引き出す過程の支援が有効であること,②経験内容の「定型化要素」を導入し,情報の収集と整理を促進する支援が有効であること,③学校を基盤とした経験学習促進のためには,同僚との関わりに「定型化要素」を導入し,その後,それを基盤としたストレッチの機会を提供することが有効であること,が示された。また,若手教師が中堅教師と交流し授業再設計を行う研修プログラムを開発・試行した。その結果,若手教師の「学習者についての知識」が豊かに活用されるようになり,教授行動や考え方を変化させることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師のキャリアにとって,教職初任者から5年経験者までの若手教師期間の経験学習能力の形成は,その後の専門性の発達を促進するものと考えられるため,教師発達において,とりわけ重要な時期と言える。しかし,この時期にどのような学習を展開すれば成長が促進されうるかに関する研究は見られない。また若手教師の成長支援は,講話や勤務校でのOJT(On the Job Training)に依存するプログラムが多く,効果も定かではない。 本研究の成果は,若手教師の専門性発達の基盤となる経験学習能力育成にあたり,勤務校内外の支援方法の一定の指針を示すものであり,社会的意義のある成果である。
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