研究課題/領域番号 |
18K02878
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大手前大学 |
研究代表者 |
小無 啓司 大手前大学, 現代社会学部, 非常勤講師 (20161953)
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研究分担者 |
久米 健次 奈良女子大学, その他部局等, 名誉教授 (10107344)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 理科教育 / 拡張現実 / AR / 3D動画 / 特異スペクトル解析 / 理解度計測 / 多変量解析 / 表情認証システム / 物理学教育 / e-Learning / 表情認証 |
研究成果の概要 |
大学初年次の力学の新しい教科書を作成した。この教科書では、力学の理解を深めるため、自然現象をイメージ化した3DCGはどの端末でも視聴でき、AR(拡張現実)アプリはAndroid、iPhone両端末で携帯端末に呼び出せるようにしてある。 この教科書を用いて講義し毎回テストを実施した。理解度をテストの統計解析により評価した結果、これら動画教材の充実に伴い理解度が毎年向上していることが確認された。このように3DCGやARを活用すると、物理教育の分野での理解度を向上させ学習力の不足をカバーできる。今後VR(仮想現実)やMR(複合現実)を呼び出せる教科書に進化させると、さらなる向上が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
力学現象に関して、受講学生の「現象⇔イメージ⇔理論的扱い」の思考の流れを繋ぐため、ARや3DCGなどの教育支援教材の作成を行い、その有効性を確認した。本研究では物理学の力学分野での試みであったが、電磁気学などのよりイメージが難しい分野、さらに物理学に留まらず工学等の分野での応用が期待できる。 工学系教育の中では、例えば「工学の理論と製造現場のイメージを繋ぐ」などの広範な応用も期待でき、理工系人材育成の社会的要請を支える教育方法の開発としての意義があると考えられる。
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