研究課題/領域番号 |
18K02912
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
加藤 由樹 相模女子大学, 学芸学部, 教授 (70406734)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | モバイルラーニング / 情報モラル / 感情伝達 / テキストコミュニケーション / モバイル端末 / ネット上のトラブル / コミュニケーション / 感情 / 学習者支援 / オンライン学習 / 動機づけ / メッセンジャー / テキストベースコミュニケーション / メディア教育 |
研究成果の概要 |
モバイルラーニングにおける学習者の感情面支援を検討することが本研究の目的である。学習者の感情面に影響を及ぼす大きな要因にコミュニケーションがある。本研究では特にテキストベースのコミュニケーションにおける感情伝達に注目し、メッセージの送信者とその受信者の感情面を要素に分割して、それぞれの要素を測定し、その関係を分析した。主な結果は、さまざまな感情的要素においてポジティブ感情に関わる程度が高くなると、送信者と受信者間での感情伝達のずれが小さくなり、逆にネガティブ感情に関わる程度が高くなると、ずれが大きくなる傾向のあることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コロナ禍の影響もあり、学校現場においてもICT活用の場面が急速に拡がった。こうした背景にあってICT利用による学習効果の研究だけでなく、学習者の心理面、特に感情面に関する研究の蓄積も重要である。また、ネットいじめやネット上の誹謗中傷など、コミュニケーションに関わることも社会問題になっている。これらには意図的なものもあるだろうが、一方で無意識のうちに、ちょっとした誤解やすれ違いがトラブルに発展する場合もあるだろう。本研究は、特に意図的ではなく生じてしまう感情的トラブルを回避するための示唆を与えると考えられる。
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