研究課題/領域番号 |
18K02931
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
三崎 隆 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (70360964)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教科横断 / 実生活 / 資質・能力 / STEM教育 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
算数・数学,理科,技術の教科横断型カリキュラムとして21世紀型の資質・能力を育成する試みによって,課題探究力,社会参画力,自己表現力の高まりが認められる。特に,中学校においてはモーター並びにインスタントカメラの仕組みを取り上げ,当該資質・能力に基づいて構想した単元に生徒の到達状況を価値付けることで,実生活と結びつけることのできる深い学びの生起を促す。小学校においてはかがく領域において実生活における諸問題を取り上げることによって深い学びを生み出すことができた。理科に対する意識に関するアンケート調査結果から裏付けられており,教科横断型の科学カリキュラムの有効性を実証することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TIMSSの結果から,理科が得意だとする生徒の割合が国際平均を下回り,停滞が顕著である。また,理科が楽しい,理科を勉強すると日常生活に役立つ,他教科のために理科が必要だ,の各項目も十分とは言えない。PISAの科学に対する態度の結果からも,肯定的な回答をした生徒の割合が国際的に少なく,科学の楽しさも有意に減少している。国立教員養成大学・学部,大学院,附属学校の改革に関する有識者会議(2017)は,その報告書の中で改善に向けて教科横断型のカリキュラムの必要性を強調している。今後,教科横断型のカリキュラムが改善され,学校現場において教育実践されることによって前述の問題点が解消されることが期待される。
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