研究課題/領域番号 |
18K02936
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
山本 智一 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (70584572)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アーギュメント / 教師教育 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
本研究では,アーギュメントの段階的指導を可能にする小学校教師教育プログラムを開発した。アーギュメントは,PISA2015の科学的リテラシーにおいて「事実と理由付けを提示しながら,自らの主張を相手に伝える過程」と定義され,科学的な考察のプロセスで重視されている。小学校教員を対象として,主張-証拠-理由付けの構成要素からなる最も簡単な構造のアーギュメント,及び,証拠や理由付けが複数になるより複雑な構造のアーギュメントについて,段階的に指導するための教師教育プログラムを開発し,「科学的な説明活動や言語活動の充実」の具体的な指導に資する知見を提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では,アーギュメントの指導がまだ一般的ではない。本研究の学術的意義については,まず,先行する学術研究を参考に,小学生のアーギュメント構成能力の実態や課題を明らかにするとともに,教師自身のアーギュメント指導に対する信念を調査した。これらの研究をベースにして、アーギュメント指導の課題を克服する教師教育プログラムを提案・試行し,その成果を国内外の学会や学術論文において研究成果を公表した。社会的な意義としては,アーギュメントを初めて指導する初級段階から,より複雑で複数の証拠を利用するアーギュメント指導の段階まで,実践における教師の指導の在り方を示しながら,教師教育に資する知見を提供した。
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