研究課題/領域番号 |
18K02971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
鈴木 雅人 東京工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (50290721)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 文字認識 / 社会実装教育 / AI技術者育成 / AI技術者育成 |
研究成果の概要 |
本研究では,人材不足が深刻化するAI技術者の育成基盤を整備することを目的として,画像中の文字認識を汎用的に行うアルゴリズムとして,文字構造情報抽出に基づく認識手法を検討し,それを教材とした社会実装教育において,小中学生向けに人工知能技術の魅力を紹介できるコンテンツを作成し出前授業を実施した.現状では未完成な要素技術を駆使したシステム構築を実践する教育である. その結果,認識精度を80%以上に改善すると共に,社会実装教育を受けた学生のコンピテンシーを,20歳台後半のエンジニアと同等のスコアまで伸ばすことができた.また小学校出前授業を通して,将来の潜在的なAI技術者の発掘にも繋げることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、人工知能技術の応用は目覚ましく,今後の加速化は疑いもない.しかし,その開発技術者不足は深刻であり,AI技術者を養成することはもとより,幼少のころから,そのような技術の一端に触れる機会を設けることは重要である.本研究は,画像中の活字文字認識を一例として,その技術の改善を図ると共に,100%にはならない技術を駆使してソフトを開発することを学生時代に体験させると共に,その成果を小学校出前授業に還元するものである.本研究の成果により,近未来のAI技術者を育成するだけでなく,AI技術に興味をもつ潜在的な技術者を発掘することが可能であり,Society5.0の実現に向けて大きく寄与すると考えられる.
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