研究課題/領域番号 |
18K02996
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 大阪府立大学工業高等専門学校 |
研究代表者 |
中谷 敬子 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (60295714)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | キャリア発達 / 統合的ライフプランニング / ナラティブアプローチ / 理工系女性技術者 / 場の設計 / 内的キャリア / トランジション |
研究成果の概要 |
近年の働き方の多様化に伴い、働く人々は、自らの価値観とそれを取り巻く環境を考慮しながら、予測できない転機へ対応していく必要に迫られている。本研究では、彼らのキャリアについてのナラティブな語りを読み解くことにより、個人の価値観とキャリア構築プロセスと転換期におけるキャリア発達プロセスの特徴とメカニズムが解明された。特に、両立育児含むキャリア転機とリフレーミングすることで、キャリア発達プロセスのメカニズムが解明された。自己責任の下でのキャリア構築を迫られている彼らは、ストレスを感じつつも同時にそれを望んでいることも明らかにできた。これにより、より効果的なキャリア発達支援の場の設計が可能となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
彼らのキャリア発達プロセスの特徴を、より若年層へフィードバックする場を設計し、女性技術者の意識変容とその発達プロセスに与える影響と効果を解明することを目指した。具体的には、キャリアコンストラクションインタビュー(CCI)によるライフデザインアプローチを通じて、ナラティブな聞き取りによる語りの調査を実施し、幅広い年代層の女性技術者のキャリア発達のプロセスの分析を行った。これにより、個人のキャリアに対する価値観の環境への順応、意思決定・意識転換をアイデンティティの統合プロセスの分析を通じてキャリア発達のメカニズムの解明の新しいアプローチを提案した。
|