研究課題/領域番号 |
18K03000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
辻本 昌弘 東北大学, 文学研究科, 准教授 (90347972)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 生活史 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,生活史研究の新しい方法論を構築することである。生活史とは,インタビューや文書史料などをもとに,個人の人生の歩みをくわしく記録したものである。本研究では,生活史研究におけるインタビューと解釈について検討したうえで,以下の2点を明らかにした。(1)生活史研究の意義は,既成の通念を揺さぶり新たな解釈を生みだす手がかりを提供することにある。(2)生活史研究の意義を実現するためには,インタビューにおいて出来事を写生する口述を語り手から引きだすことが肝要である。以上を踏まえて,生活史研究におけるさまざまなインタビュー技法,さらにインタビュー結果を編集する上での留意点を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活史研究は社会科学のさまざまな分野で活用されている重要な方法である。本研究の学術的意義は,インタビューの技法や生活史作品を編集するうえでの留意点など,新たな方法論を構築するとともに,生活史研究の本質に対する洞察を深めた点にある。 また現代日本では,郷土の歴史を記録する一般市民の活動が盛んにおこなわれている。本研究で彫琢した方法論を社会に還元できれば,一般市民の歴史記録活動にも貢献できると予想される。
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